「話しているうちに説明が長くなって、結局“何が言いたいの?”と聞かれてしまう」
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
私自身もそのタイプで、話をまとめるのが苦手でした。
本書『ひと言で伝えろ』(石田章洋著)は、そんな悩みを解決してくれる実践的な一冊です。
読み進めながら、「なるほど、これならすぐ使えそう」と感じたポイントをまとめました。
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目次
本のポイント
実践で使える6つのポイント
1.メッセージは一つに絞る
一度に複数のことを伝えようとすると、焦点がぼやけます。伝えたい「核」を明確に。
2.句点で区切る
一文を短く区切るだけで、聞き手の理解度がぐっと上がります。
3.主語と述語を近づける
「誰が/何が」と「どうした」をできるだけ近くに置く。これだけで文章はスッキリします。
4.結論を先に伝える
特にビジネスでは、最初にテーマを伝えることで誤解が減ります。
5.図で示す
言葉で説明するより、箇条書きや図解の方が早く伝わる場合が多い。
6.PRD法で整理する
Point(結論)→Reason(理由)→Detail(詳細)の順に話すと、筋道が自然に通ります。
PRD法の具体例
ケース:チームに新しい会議ルールを導入したいとき
- Point(結論):来週から会議は30分に短縮します。
- Reason(理由):長時間会議が多く、生産性が落ちているため。
- Detail(詳細):時間配分は「アジェンダ事前共有→各担当5分以内→最後に決定事項5分整理」という流れです。
読んでの感想
「言い訳が多いと、結局伝わらない」
この一文にドキッとしました。
話が長くなるときほど、「ちゃんと伝えなきゃ」と力が入ってしまいますが、
それこそが伝わらない原因ということに気が付きました。
本書を読んでからは、伝え方の“整理”に対する意識が変わりました。
PRD法(結論→理由→詳細)を意識すると、文章なんかは分かりやすく書けるように
なった気がします。
やはり話すのはなかなかスグには上手くいきませんが、
本書の内容を念頭に特訓していきたいと思います。
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