アルケミスト – 夢を旅した少年

今日は、世界中で大ベストセラーになった「アルケミスト – 夢を旅した少年」
をご紹介します。

私はこの本を父から紹介されて、確か小学生の頃に初めて読みました。
正直その時はあまり良さは分からなかったのですが、社会人になって読み返すと
とても心に残るセリフが随所に散りばめられています。

気になった方は是非読んでみてくださいね。

目次

この本の概要

出版社:KADOKAWA
発売日: 1997/2/21
ページ数:208ページ
この本の読書難易度は★5中★3です。

主人公である羊飼いの少年が、夢で見た宝物を探しに
旅するお話です。

話自体はさらっと読めますが、書いてある内容が身に染みて
分かるようになるのは、ある程度の年齢になってからだと思います。

その意味で読書難易度は★3とします。
この本はこんな人におすすめです。

・夢の実現に向けて頑張っている人
・目標の途中で挫折しそうな人

心に残ったフレーズ

今回は本書を読んで心に残ったセリフをいくつか紹介する形をとりたいと思います。

彼らは僕を信頼していて、もう自分たちの本能に従うことを忘れている。
それは僕がいつもおいしい草のある所へつれていくからだ

羊飼いの主人公が、自分の飼っている羊に対して感じたことです。
我々も、いつも人の指示を聞くだけになってしまっていると、
人間としての本能、思考力みたいなものがきっと弱っていってしまうのでしょう。

結局、人は自分の運命より、他人が人や羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ

この言葉もハッとさせられますよね。この本の初版が発売されたのが平成9年ですが、
現代人にも刺さる一言だと思います。

嫌われる勇気という本がベストセラーになりましたが、この本でも同じことを言っています。
自分が生きる人生そのものよりも、他人からどう思われているかが大切になっていってしまうんですね。

お前が自分の内にすばらしい宝物を持っていて、そのことを他の人に話したとしても、めったに信じてもらえないものなのだよ

自分が大切に思っていることに他人から、欲しくもない意見をもらうことってありませんか?
「なんで運動しているの?意味ある?」
「なんで絵をかくの?お金にもならないよね?」
「なんで本を読むの?ゲームの方が面白いじゃん」

こんな時に、「自分の大切に思っているものって、大したものではないのでは」
と落ち込んでしまうことがあるかもしれません。

だけど気にしなくていいのです。
自分が大切に思っていることが、他の人も同じように理解してくれる保障なんて
ないのですから。

自分が大切に思っていることは、他人になんて思われようと、大事にすればいいのです。
他人の賛同は必要ありません。

まとめ

人生の目的や自分の夢を追い求めることに迷いを持っている方には、『アルケミスト』は必読の一冊です。
私たちがどんな困難に直面しても、夢を信じて進むべきだというメッセージを教えてくれます。

気になった方は是非読んでみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次