【本の要約・レビュー】「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる 精神科医が教える「生きづらさ」を減らすコツ 

著者は精神科医として長年働き、「やるべきこと」に縛られて
楽しく生活出来なくなっている人々を多く見てきました。

彼らは周囲と同じようにしたいけれどもできない葛藤に苦しみ、
心の病にかかることもあります。

そんな方たちがより生きやすくなる為に、本書は書かれました。

「生きやすさ」は「やらなければならない」と思っていることから、
「しなくていいこと」を見つけ出し、いかにそれらをやらずに済ませるかが
大きなポイントであると著者は言います。

現状の生活に生きずらさを感じている方は、ぜひ本書を読んでみてください。

目次

本書の概要

出版社:ダイヤモンド社
発売日:2021/9/8
ページ数:208ページ
この本の読書難易度は★5中★2です。

多くのケーススタディをベースに話が展開されており、
自分の悩みにあうページから読み進めることが出来ます。

1章で、そもそもの生きづらさの原因について説明がされます。
その後、「対人関係」「仕事」「日常生活」といったカテゴリーで話が展開されていきます。

協調性よりも「ルール」を優先しよう

「協調性」とは、相手に合わせて行動することです。
社会生活を送る中で大切な能力の一つですが、過度に意識すると
自己犠牲につながり、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

一方、「ルール」は一定の決まりごとであり、常に変わりません。
社会の一般的な規範を逸脱しないのであれば、
自分の生きやすいルールを作って生きることが大切です。

それはなぜかというと、自分の中に軸のようなルールがないと
常に周りに流されて疲弊することにつながるからです。

例えば、仕事上での飲み会。
出ようか出ないか迷うことってありますよね。
けどここで、例えば「自分の歓送迎会だけ出る」
とルールを決めてしまえば、悩むことはありません。

断ることに違和感を感じることがあるかもしれませんが、これも自分の時間、
ライフスタイルを守るために大切なことです。

その場その場で判断をして疲れてしまっている人は、
一度ルール作りから始めてみるのがよいかもしれません。

無理に意見を言わなくてもいい

なかなか意見を言えない方っていますよね。
よく日本人は自己主張が苦手・・・なんて言われたりします。

よくビジネスに関する書き物には
「会議では発言すべき」
「発言できない人はいないのと同じ」
なんて厳しいことが書かれていたりしますよね。

けどそんな時も「必ず話さなければ」なんて思う必要はありません。
その場での話しやすさというのは周りとの関係性が大きく関わってきます。

知り合いが多い会議なら当然話しやすいでしょうし、逆なら話しにくいのは
当然の話です。

なので「必ず発言しなくては!」と肩に力を入れる必要はありません。
まずは話しやすい環境で話すことから始めればいいのです。

まとめ 自分のエネルギーには限りがある。

人間のエネルギーには限りがあります。
その中で自分の本当にやりたいことをやっていくためには、
「やるべきこと」「やるべきでないこと」
を取捨選択することが必要です。

「しなくてもいことを手放す」と聞くと消極的な姿勢に感じるかもしれません。
しかし自分の本当にやりたいことにフォーカスするためには、この姿勢を持つことが必要になってきます。

自分の負荷を減らすことで、むしろ積極的な姿勢につながっていくのです。
ぜひ自分自身を大切にして「やりたいこと」をどんどんやっていきましょう!

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