【本の要約・レビュー】『ファイナンシャル・ウェルビーイング ~幸せになる人のお金の考え方~』

皆さんは「ウェルビーイング」という言葉を聞いたことはありますか?
一般的に「幸福」という意味合いで使用されます。

皆さんはどんな時に幸福であると感じますか?

「健康な体」
「恋人といるとき」
「リラックスして映画を見ているとき」

人それぞれ、色んな幸福の形があると思いますが、
本書ではファイナンシャル・ウェルビーイングという点に着目していきます。

つまり「経済的幸福」

どうやったら人はお金とうまく付き合い、幸せになることが出来るのか。

その点について、本書では様々な角度から、
我々にアドバイスを紹介してくれます。

目次

『ファイナンシャル・ウェルビーイング~幸せになる人のお金の考え方~』の概要

出版社:青春出版社
発売日:2023/7/4
ページ数: 221ページ
この本の読書難易度は★5中2です。

専門的な話や、小難しい数字は出てきません。
お金に対する考え方が分かりやすく紹介されています。

この本はこんな人におすすめです。

・お金とうまく付き合えず悩んでいる。
・お金はあるけど、上手に使うことが出来ない。

『ファイナンシャル・ウェルビーイング ~幸せになる人のお金の考え方~』
から学んだこと

どんな人がファイナンシャル・ウェルビーイング度が高いのか?

では、そもそも経済的に幸せを感じている人はどんな人でしょうか。

ぱっと思いつくのは「年収が高い人」ではないでしょうか。

私もそう思っていましたが、
本書を読むとその考えは間違っているとわかります。

お金を使って幸せを感じることができる人

それが「ファイナンシャル・ウェルビーイング度が高い人」です。

例えばどういうことでしょうか?

ある人は、年収が高く海外旅行に彼女と行くことになったとします。
だけど、本人は年収が高いけれど、貯金が全くありません。

そんな彼は旅行先でついついお金のことが気になってしまいます。
それでふとこう考えてしまします。

「もっと安いホテルにすればよかったかな・・・?」
「ご飯はもう少し安いレストランに行こうかな・・・?」

これでは旅行を楽しむことができません。

そんなことを考えていることが、
彼女に伝わり喧嘩になってしまうかもしれません。

こんな人はお金を使うことで幸せを十分に感じることができません。

一方で年収は少ないかもしれないけど、きちんと貯金のある人は、
「彼女と今度海外旅行だけど、〇〇円までつかっても、大丈夫だな」
「仮に予算を〇〇円オーバーしても、貯金があるから大丈夫」

と考えます。
このような人は旅行で余計な心配をすることなく、
“気持ちよく”お金を使うことができます。

こんな人が「ファイナンシャル・ウェルビーイング度が高い人」です。

自分の使うお金と、自分の未来に不安がない人はお金を気持ちよく使うことが出来ます。
これが幸せを感じることのできるお金の使い方の基本です。

モノから得ることが出来る幸せはあっという間にしぼんでしまう。

お金が手に入ったら、
皆さんはまず「何を買おうかな?」と思いますよね。

具体的なモノがすぐ頭に浮かんで、
「アレも欲しい、コレも欲しい」となってしまう。

物欲は中々抑えることは難しいものです。

ただモノを買ったときの幸福感は長続きしないといわれています。
なんと人生最大の買い物である、
マイホームの購入でさえ購入後から次第にその幸福感が減少していくそうです。

消費による幸福感=ウェルビーイングを高めるための方法は大きく2つあります。

「絶え間なく買い続けること」
「より高いモノを買うこと」

けれど、そのやり方には限界がありますよね。
ほとんどの人は、高い服やカバンを買い続けることはできません。

こう考えていくと、
モノによって満足感・幸福感を得ようとすると限界がすぐに見えてくるのです。

感動、経験に積極的にお金を使おう

では何にお金を使うのがよいのでしょうか。
著者は「感動、経験にお金を使いましょう」と提案しています。

それはなぜでしょうか。
著者曰く、感動・経験による幸福な感情は長続きするからです。

皆さんも経験ないでしょうか。

お金もなく、それほど豪華な旅行でなくても、
大切な友達と出かけた経験は、その後の人生で何回も振り返ることが出来ますよね。

私も大学生の時にタイに友達と旅行に行きました。

そこでのトラブル含めて体験した経験は、
今でも思い出すほど良い思い出になっています。

皆さんもぜひ感動、経験による幸福感を求めてみましょう。

『ファイナンシャル・ウェルビーイング ~幸せになる人のお金の考え方~』
を読んだ感想

今回の本で学んだことを一言で表現すると
「お金による幸せは、使う個人の主観的な要素が大きく関わってきている。」
です。

お金を多く持ってさえいれば幸福度が高くなると思っていましたが、
本書を読んで考えを改めました。

どんなにお金を持っていても、
その使い方に偏りがあったり、勉強が足りないと幸福感は増してはいきません。

「なぜお金が必要で、いくらがいつ必要なのか」
「限りあるお金を何に使っていくのか」

漫然と生活を続けて、お金に対する何となくの不安がある方は、
一度立ち止まってシュミレーションをすることで、
その不安を減らすことができます。

健康などと同じように、
お金とうまく付き合っていくことは、より良い人生を送るうえで大切なことです。

ぜひ本書を読んで、お金との付き合い方を
学んでいただけたら幸いです!

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