【本の要約・レビュー】メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける

【メタ思考】って言葉を皆さんはご存じですか?
少し前から聞こえてきた言葉で、それにまつわる本も色々と出ています

「何かすごい思考方法なんだろうなあ」
と漠然と思っていて意味も全然知りませんでしたが、
友人からメタ思考についての本をお勧めされたのでいいタイミングだと思い、読んでみました。

目次

この本の概要

出版社:大和書房
発売日:2023/10/19
ページ数:248ページ
この本の読書難易度は★5中★3です。

社会経験のある方に向けられた本かなと思いました。
ビジネスマンの方には刺さる内容になっているかと思います。

この本はこんな人にオススメです。

メタ思考の意味を知りたい人
幅広い視野を得たい人

著者である澤円(さわ まどか)さんは、長年にわたりマイクロソフト日本法人で勤務し、
ITの活用や働き方改革について企業や社会に広める活動を行ってきました。

澤さんは現在も講演や執筆を通じて、組織や個人が効率的で柔軟な働き方を実現出来るようなサポートを活動を行っています。

メタ思考とは

メタ思考とは「自分の認知活動(行動や考え)を俯瞰して認識すること」です。
もう少しかみ砕いて言うと、
「自分一人の視点、考えで物事を見るのではなく、第三者的な目線で物事を捉えなおすことと言えます。

例えば、
「自分は会社という枠組みの中ではまだまだ。新人だし経験はない。
だけどある業界の中ではトップクラスの人材である。」
と視点を広げることで、新しい見え方が生まれます。

自分という存在は変わってはいませんが、とらえ方を変えることで、
まったく別の見え方が出てきます。

とにかく、「多角的な視点を持つこと」これがメタ思考であると私は理解しました。

エイリアスという考え方

この本で一番面白いなあと思った考え方が「エイリアス」という考え方です。
これは、「特定の場所にいる自分それぞれを、自分の名前を纏った分身として捉える考え方
というものです。

つまり、会社などのコミュニティにいる自分と、
自分の人生のアイデンティティとを同一化しないということです。

皆さん仕事で失敗すると「あ~俺ってなんてダメなんだ」と
自分の存在そのものの評価を悪くとらえてしまいます。

しかしある領域でよくない評価をうけたとしても、別に自分自身が棄損するわけではないのです。

仕事で失敗をしたとしても、それは仕事場にいるあなたが失敗しただけで、
プライベートのあなたの評価になんら影響はないはずです。

その場その場で異なる自分を演じるというか、そもそも違う存在であると
俯瞰してとらえるわけですね。

ここを混同して考えてしまうと、家に帰ってからも仕事のことばかり考えて、
病んでしまうということにつながってしまいます。

この考え方は色んな場面で使えそうですね。

最後に

失敗とは予想と違っているというだけ。解釈次第でポジティブに捉えられる。

本書の中で紹介されている言葉ですが、私はこの言葉がすごい好きです。
結局は自分の視点の持ち方で、ポジティブにもネガティブにも物事を捉えることができます。

仕事やプライベートで悩んでいる方は、ぜひ本書を読んで視点を広げてみてください!

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