近年、老後2,000万円問題などでお金に関する話題が、
メディアで取り上げられることが多くなってきました。
私も最近投資やお金に関する勉強を始めたのですが、
情報がたくさん巷に溢れていて、
正直何を参考にしていいのか非常に悩んでいました。
今回紹介する本は、投資をこれから始めようとする
初心者に向けた本になります。
株だけではなく、
資産形成に関する全般的な知識が紹介されています。
『アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書』の概要
文章量は多いですが、挿絵が多く読み易かったです。
この本はこんな方にお勧めです。
『アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書』から学んだこと
貯金から始めよう
当たり前の話かもしれませんが、
投資を始める前にやっておかなければならないことは貯金です。
株にはリスクがあるので、
現金をある程度保有しておくことは投資には必須です。
また、ある程度の資金がなければ株をそもそも買うことができませんので、
まずはしっかりと貯金をして現金を確保しましょう。
また、株は買い時が訪れた時に買うことが大事ですので、
その時に波に乗れるように現金を持っておきましょう
そもそもなぜ投資が大事なのか インフレとお金の関係
インフレという言葉を皆さん聞いたことがあるかもしれません。
「モノの価値が上がる=お金の価値が下がる」ことです。
これがインフレです。
今日本ではインフレが進行しています。
お金を低金利の銀行や金利のつかないタンス貯金をしていても、
モノの値段が上がるのに、お金の価値は増えずに資産は相対的に減っていってしまいます。。
そこで重要になってくるのが株を含む投資です。
インフレ率を上回る利率で投資を行うことで、
インフレに負けない資産づくりが可能となるのです。
インデックス投資が一つの安全な投資方法
インデックス投資とは
「市場指数(インデックス)に連動するように設計された投資信託の一種」です。
S&P500とか日経平均とかがよく皆さんが聞く株価指数で、
この株価指数に投資するのがインデックス投資です。
この投資がなぜ良いのかというと
①分散投資になる
②結局市場に投資するのが効率的
①について、
株価指数に連動するような投資信託は様々な会社の株が集まって作られている商品です。
つまりインデックス投資をしている=分散投資になり
リスクヘッジにつながるのです。
個別株ですとその1社がダメになってしまえば、大損となってしまいますが、
様々な会社に投資をするインデックス投資であれば、そのリスクを減らすことができるのです。
②についてです。
投資信託の中にも市場より高い効果を目指す「アクティブファンド」
というものがあります。
しかし、アクティブファンドの中で市場を超える勝率を出し続けているものは、
ほとんどありません。
そう考えると、
市場の成長に合わせて投資をするインデックス投資が結局一番効果的であると考えられるのです。
インデックスファンド+ドルコスト平均法が最強の投資法
ドルコスト平均法とは
「同じ額を定期的に積み立てていく投資方法」です。
この投資方法を行うことで、
株価が高い時には少なく、
株価が安い時には多く株を購入することになります。
この投資法のメリットは、
機械的に株を購入することで主観を排除すること
です。
株価が高いときに
「もっと買おうかな?」
とか
株価が低いときに
「あまり買わないほうがいいかな?」
といった主観を排除することで、
毎月同じ額を積み立てて結果として効率的な投資が行えるのです。
そしてこの購入方法を行うことで、
長期的にみると平均の購入額を低く抑えることができます。
詳しくは本書をぜひご覧ください。
最後に
リスクがゼロの投資は存在しません。
ただそのリスクを知り適切に対応することで
そのリスクを軽減し、資産を形成することができます。
まずは本書で資産形成のベースとなるノウハウを学ぶことで
これからの人生で必要となるお金を効率的に育てていくことができると思います。
資産形成に興味のある方はぜひ読んでみてください!
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