●読もうと思ったきっかけ
・最近なんだか疲れることが多いから
・ストレスを軽減するための具体的なハウツーを知りたかったから
著者・樺沢 紫苑とは
著者は精神科医であり、Youtuberでもあります。
(登録者はなんと41.4万人です!※2023年3月時点)
精神科医としての経験を生かして、
どうやったら日々をより良く生きていけるか
に役立つ情報を発信をしています。
本書以外にも、大ベストセラーをいくつも出版されている、
売れっ子の作家です!
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』の概要・あらすじ
本書では、誰しもが悪いストレスを感じやすい「人間関係」「プライベート」
樺沢 紫苑『精神科医が教える ストレスフリー超大全』ダイヤモンド社 (2020/7/2)
「仕事」「健康」「メンタル」という5つのテーマに対し、
「科学的なファクト」と「今すぐできるTo do」を明確に示します。
本書では、ストレスをゼロにすることを目的にしているわけでは
ありません。
筆者は日々にストレスがあることは、仕方ないと割り切っています。
それに上手に対処し、ため込まない「ストレスフリーな人」になるための
To doを本書で紹介していきます。
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』から学んだこと、心に残ったこと
行動が不安を減らすというシンプルな原理
いきなり不安が「ゼロ」にはならないまでも、行動することで、不安は必ず軽くなります。
「何もしない」と強まるだけなので、何かするだけで気分は変わります。
樺沢 紫苑『精神科医が教える ストレスフリー超大全』ダイヤモンド社 (2020/7/2)
人は不安な時、頭の中で「どうしよう、どうしよう」と考えがちです。
しかし、それでは何も変わらず不安が逆に強まると筆者は言います。
不安はノルアドレナリンという脳内物質によって
引き起こされます。
この物質の本来の働きは、人に「行動をおこせ!」
と指示を出すエネルギー源でもあるのです。
不安な時は、体が行動を求めており、
行動することで不安は減少していきます!
”不安な時はとりあえず、体を動かせばスッキリする”
なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんが
あながち嘘でもないのです。
また、悩みの解決方法はシンプルに以下のように
整理できます。
悩みを具体的なTo doに置き換えていく習慣を持つことが大切!
悩みが生まれたら、それに対するTo do(やるべきこと)
を調べて、実行してくのです。
シンプルですが、行動に落とし込む
ことで自分の不安感を
確実に減らしてくれることでしょう。
コントロール出来ないことは悩まない、考えない!
何かに悩んだときに、「コントールできること」と「コントロールできないこと」
樺沢 紫苑『精神科医が教える ストレスフリー超大全』ダイヤモンド社 (2020/7/2)
を分けて考えるワークは有効です
↑が出来ると、余計なことに悩まなくなります。
例えば「仕事がうまくいかない」という
悩みがあるとします。
先ほどの考え方に従えば、以下のようにTo doを
分類することができます。
コントロール出来ること | コントロール出来ないこと |
・仕事の知識をつける ・仕事の流れを知る | ・上司に気に入られる。 ・同僚と仲良くする |
こうすると、自分にコントロールできること=自分が注力すべきことが
明らかになり余計なところに気を回しにくくなります。
個人的に、このワークがかなり効果的だったので
ぜひ取り組んでみてください!
すべての職場は人間関係がよくない
あるデータによると、84%もの人が「職場での人間関係」に問題を抱えていて、
加えて、転職者の転職の理由の大半もこの人間関係が原因だそうです。
それだけ多くの人が悩んでいる人間関係ですが、
視点を変えてみるのは如何でしょうか。
それは「すべての職場の人間関係がよくない」と。
皆さんもちょっと冷静になって考えてみてください。
あなたが属したグループで全員が仲良しだった経験ってありますか?
どんな組織でも色々な個性を持った人が集まるので、
全員が仲良しってことは滅多にないものです。
著者は多くの職場を経験し感じたことは、
「職場の人間関係はよくない」
これがスタンダードだということです。
特に社会人になってすぐの人は、
学生の人間関係を引きづります。
つまり「高校や大学の仲間のイメージ」を職場の人にも
持ってしまうということです。
そうなると「職場の人」と深い関係を築こうとして
疲れてしまいます。
職場の人と仲良くやろうという感覚を捨て、
もっとドライでいいのです。
最低限の報連相が行えて、業務を進めることができれば十分です。
むしろ、仕事に必要なコミュニケーションをとるほうがよっぽど大切です。
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』の感想・こんな人におススメ!
におススメの本です!
本書の良い点としては、とにかくストレスに対処するための
具体的な方法がたくさん載っているところです。
きっと皆さんも、自分にぴったりの
ストレス対処法が見つかると思います。
また根拠となる書籍も紹介してくれているので、
自分で更に知識をつけていくことも可能です。
この本に興味を持った方はぜひ手に取ってみて下さい!
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