「簿記2級、独学で受かるのかな」 「3級は持ってるけど、2級ってどれくらい大変なんだろう」
そう調べているうちに、このページにたどり着いたのではないでしょうか。
先日、簿記2級のネット試験を独学で受験し、一発合格することができました。
勉強期間は6か月、総勉強時間はおよそ220時間。結果は86点でした。
働きながら、しかも小さい子どもがいる状態での挑戦だったので、決してラクな道のりではありませんでした・・
だからこそ、同じような環境の方に役立つ「現実的な勉強法」をお伝えできると思います
この記事の結論
先に大事な点をお伝えします。
- 問題集に、とにかく早く取りかかる(教科書を読み込む時間は最小限でいい)
- 工業簿記を先に完成させる(部分点が取りにくいので、後回しにすると詰む)
- 毎日、短時間でもいいから触れる(間が空くと、面白いほど忘れます)
この3つを守れば、独学でも十分に合格ラインは超えられます!
受験時のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 勉強期間 | 約6か月 |
| 総勉強時間 | 約220時間(1日あたり1時間強) |
| 学習形態 | 完全独学 |
| 受験方式 | ネット試験(CBT) |
| 結果 | 86点で合格 |
| 簿記3級 | 8年前に取得(ほぼ忘れた状態からスタート) |
| 環境 | フルタイム勤務+小さい子どもあり |
3級の知識が残っていたわけではなく、ほとんどゼロからのやり直しでした。
そもそも、なぜ簿記2級を受けたのか
きっかけは、仕事で財務部に配属されたことでした。
過去に一度財務部にいた経験はあったのですが、久しぶりの再配属。
しかも周りを見渡すと、簿記2級を持っている人が結構いる状況です。
「これは、せめて人並みのレベルにはならないとまずい」
そう思ったのが、受験を決めた理由です。
【前提】簿記2級を「3級の延長」だと思うと、確実に挫折する
勉強を始めて最初に思ったのが、「あれ、2級ってこんなに難しいの!?」ということでした。
3級と比べて、2級はここが違います。
- 工業簿記が丸ごと追加される → 学習ボリュームが単純に増える
- 商業簿記の論点が難化する → 連結会計など、明らかに難易度の高いテーマが登場する
ネットには「簿記2級なんて○か月で余裕」という記事がたくさんありますが、
あれは鵜呑みにしないほうがいいです(笑)
書いている人の状況次第で、必要な時間はまったく変わります。
働きながらなら勉強するのは普通に大変ですし、小さい子どもがいれば、
そもそも机に向かう時間を確保すること自体難しいです。
私自身、勉強時間を捻出するのが本当に大変でした。
だからこそ、限られた時間をどこに使うかが非常に大切です。
6か月の学習スケジュール
実際に私が進めた流れは、次のとおりです。
| 時期 | やったこと |
|---|---|
| 1〜2か月目 | 教科書のインプット(3周) |
| 3〜5か月目 | 問題集をひたすら解く |
| 6か月目(直前1か月) | 模擬試験を毎日1回 |
ポイントは、インプットに使うのは全体の3分の1だけということ。
残りはすべてアウトプットに充てています。
STEP1|インプットは2か月。深追いせず、間を空けずに3周回す
教科書は、↑の2冊を使いました。
この教科書はネットで解ける仕訳問題が付いてくるので、
スキマ時間の勉強にそのまま使えます。これが想像以上に便利でした。
読み方は、次の3ステップです。
- 1周目:ざっと読むだけ 深く理解しようとしなくてOK。まずは全体像をつかみます。
- 2周目:練習問題を解きながら読む 間違えた問題・手間取った問題にチェックを入れていきます。間違えた箇所は、教科書に戻って丁寧に理解しておきましょう。
- 3周目:練習問題だけを解く 時間がない人は、チェックを付けた苦手問題だけで構いません。
ここまでで、インプットは終了。私は約2か月で終わらせました。
そしてもうひとつ大事なのが、毎日必ず勉強することです。簿記は間が空くと、驚くほどきれいに忘れていきます。
5分でも10分でもいいので、毎日触れておくほうが結果的に近道です。
STEP2|3か月目には問題集へ。教科書だけでは絶対に解けません
問題集は、教科書とシリーズで揃っているものを使いました。
正直、問題集自体はどれでも大きな差はないと思います。
ただ、取りかかる時期だけは早いほうがいい。これは強く言いたいところです。
理由はシンプルで、試験レベルの問題は、教科書の例題とは難易度がまるで違うからです。
ハッキリ言って、教科書を読んだだけでは問題集はほとんど解けません。
もちろん教科書の知識は必要です。でも実際の問題では、
- 複数の論点を組み合わせて考える
- 決まった手順で効率よく処理する
といった、問題を解くことでしか身につかない技術が求められます。
いつまでも教科書を読んでいると、いざ本番形式の問題を前にしたときにまったく歯が立ちません。
とにかく数を解いて、解き方の「型」を頭に叩き込みましょう。
私は、試験の1か月前まで問題集を回し続けました。
STEP3|ラスト1か月は模擬試験を毎日1回
直前の1か月は、模擬試験に切り替えます。
使ったのは、模試が12回分入っていて、さらにネット模試を受けられるプログラムも付いているタイプの問題集です。ネット模試のほうは「本番のCBTがどんな画面なのか」を確認する程度にしか使いませんでしたが、初めてネット試験を受ける人は一度触れておくと安心だと思います。
やり方は、1日1回は必ず解く。これだけです。
どうしても時間が取れない日は、工業簿記のパートだけ先に解いて、残りは後日という分割方式にしていました。
なぜ工業簿記を優先したのか、その理由が次の話です。
迷ったら工業簿記が先。理由は「部分点が取れないから」
商業簿記と工業簿記、どちらを優先すべきか。
私の答えは、工業簿記です。
実際に解いてみるとわかりますが、
工業簿記は最初の計算を間違えると、その後の解答が全部つられて間違うという構造の問題が多いんです。
- 商業簿記:うろ覚えでも、拾える部分点がある
- 工業簿記:一連の流れを理解していないと、そもそも得点にならない
つまり、工業簿記は「できる/できない」がはっきり出やすい。
逆に言えば、仕上げてしまえば安定した得点源になります。
だから、時間がない人ほど、
工業簿記を先に完成させる → 商業簿記は直前に詰め込んで部分点を狙う
この順番がおすすめです。
スキマ時間は「仕訳問題」に全振りする
まとまった勉強時間が取れない人こそ、通勤・通学の時間を使い倒しましょう。
その時間に最適なのが、仕訳問題です。1問あたりが短く、数分あれば取り組めます。
スマホアプリもあるので、とにかく数をこなしてください。
というのも、仕訳ができなければ、その先の総合問題も絶対に解けないからです。
仕訳はすべての土台です。私は、どんなに忙しい日でも仕訳問題だけは毎日欠かさないようにしていました。
まとめ|大切なのは、たった2つ
最後にもう一度。
簿記2級の独学で大切なのは、この2点です。
- 問題集にできるだけ早く取りかかり、やり込むこと
- 工業簿記を先に完成させてしまうこと
この方法で、私の試験結果は86点でした。合格ラインの70点に対して、しっかり余裕を持って合格できています。
働きながらでも、子育て中でも、簿記2級は独学で十分に狙えます。時間が足りないのは、みんな同じ。だからこそ、どこに時間を使うかを決めた人から順に受かっていくのだと思います。
これから勉強を始める方は、ぜひ試してみてください。


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