「何だか頭がボーっとして集中できない」
「よく寝たはずなんだけど疲労が溜まっている」
皆さんはこんな経験をされたことはありませんか?
ひょっとすると、その疲れ「脳疲労」からきているかもしれません。
脳を酷使し続けると、脳がオーバーヒート状態になり、
休息モードになれずに疲労が蓄積していくのです。
特にパソコンやスマートフォンといったデジタル機器の長時間使用は、
私たちの人間の”脳を壊す”危険性すら秘めているのです。
本書では脳を疲れさせない、
または疲れにくい脳を作るための方法を紹介していきます。
『医者が教える疲れない人の脳』の概要
少し専門的な言葉も出てきますが、
かみ砕いて説明されているので非常に読みやすいです。
また図も多く使われているので、
理解しやすく読書難易度は★5中★3としています。
この本はこんな方におススメです。
『医者が教える疲れない人の脳』から学んだこと
そもそも脳が疲れた状態とは?
「脳が疲れている」と言っても具体的にイメージしずらいかもしれません。
脳がつかれている状態は、大脳を酷使し続けることで発生します。
ちなみに大脳は人間の頭の中で、「認知」をつかさどる部分です。
ここを酷使すると、ボーっとして頭がうまく動かなくなります。
そこで寝て回復しようと思ってもよく眠れません。
なぜなら大脳が酷使されることで、
過度の興奮状態となり脳全体が休息モードに切り替わらないからです。
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その原因の大きなものの一つが、
パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器を長時間連続して使うことです。
デジタル中心の生活を送っている方は、
ぜひ生活を見直して「デジタル離れ」する時間を作ることが大切です。
実は疲れているのは脳だけではない 心の疲れ
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脳の疲れには先ほど紹介した疲れ(「頭の疲れ」とします)とは別に、
もう一つ心の疲れがあります。
心の疲れは、大脳ではなく、脳の「大脳辺縁系」が影響してきます。
この部分は、記憶や自律神経活動に関与しています。
聞いたことがあるかもしれませんが、
ここに「偏桃体」という回路があります。
「情動中枢」と呼ばれ、不安や怒りを感じた時に活動します。
ここの回路が疲弊すると、気分が落ち込んだり、意欲が出なくなったりしてしまいます。
それが「心の疲れ」なのです。
ちなみに
「心の疲れは精神的なストレスのもとから離れれば回復するはず」
と皆さん思うかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
なぜなら、その時の嫌な記憶を繰り返し人間は思い出してしまうからです。
その時も偏桃体は刺激され、不安、怒りを感じ続けます。
人間の脳は、高性能であるがゆえに厄介なメカニズムを持っているのです。
疲れない脳のカギは「セロトニン」
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さて、ここからは脳を疲れさせないための方法を説明していきます。
「セロトニン」という物質をご存じでしょうか?
脳内の神経物質の―つで「感情」「精神面」「睡眠」など
人間の大切な機能を健全な状態にするために重要な役割を果たしています。
では、このセロトニンが不足するとどうなるでしょうか。
そうなると人間は、イライラしたり、慢性的な疲労を感じるようになります。
そして不調が悪化するとうつ病になる可能性すら出てきます。
ではどうすればセロトニン量を、減らさずに生活が出来るのでしょうか。
そこで大切になってくるのが、
①太陽の光
②運動
この二つです。
簡単に言ってしまうと、「運動をしてお日様を浴びればセロトニン神経は活性化される」のです。
人間は、昔から日が昇ったら運動(狩りや農作業)をして生活をしてきました。
つまりそのリズムに乗って生活をすることが、人間の調子を最もよい状態に持っていくのです。
その為、先に述べたようにパソコンやスマートフォンの過剰な使用は、
セロトニン不足の原因になります。
パソコンやスマートフォンとにらめっこしていたら、当然体は動かしません。
更に、屋内で使用することが多いため日の光にもあたりません。
そうなってくると当然、セロトニン不足になっていき、
体の不調につながってくるのです。
『医者が教える疲れない人の脳』の感想、実践してみて
デジタルデトックスの絶大な効果
私はかなりスマホやデジタル機器を使うほうです。
それが原因なのかはっきりしませんが、片頭痛や頭のだるさに悩まされていました。
そこで本書の内容の通り、デジタル機器の使用を控えてみました。
特にスマホは近くにあるとすぐに手にとってしまうので、
別の部屋に置くようにしてみました。
さてその効果ですが、頭の疲労感は劇的に減ったと思います。
何か常に情報を入れていた状態がなくなったので、
頭がすっきりした感覚になりました。
運動はやっぱり良い
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↑の記事でも書いた通り、運動はやはり体と心へ好影響を与えると実感しました。
幸いなことで今も運動は続いています!
運動を続ける中で私が感じたことですが、
「ムリをしないこと」
これが大切だと思いました。
疲れすぎるまでやってしまうと逆にストレスになりますし、続きません。
あと疲れてたら適度にサボることが大切です笑
本書では他にもセロトニン活性化方法が紹介されていますので、
気になった方は手に取って読んでみてください!
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